生体分子間相互作用解析装置　NanoTemper MST｜株式会社セントラル科学貿易

生体分子間相互作用解析装置

弊社は、NanoTemper Technologies社と、Monolith、Dianthus、及び、Tychoに関する機器、消耗品の販売、及び、サポート業務を、2024年6月5日をもって終了することで同意いたしました。
本件についての詳細はこちらPDFファイルをご参照ください。
「NanoTemper Technologies社製品の販売及びサポート業務移管のご案内」

NanoTemper　Monolith／Dianthus

Monolith, Dianthus – 定期メンテナンス不要！
簡単・迅速・高感度なアフィニティー測定
タンパク質・核酸と、あらゆる分子量のリガンドが対象

NanoTemper社独自の2つの技術（マイクロスケール熱泳動・Spectral Shift）は、２分子間の相互作用を精密かつ迅速にとらえ、Kdとして提供します。流路を持たないため定期的なメンテナンスは必要なく、非常に簡単な操作でKdを求めることができます。
Monolith(左)はキャピラリーで測定するスタンダードタイプ、Dianthus(右)はプレートで測定するハイスループットタイプです。

マイクロスケール熱泳動
溶液内のサンプルに熱をかけ、ターゲット分子の熱平衡移動による蛍光強度変化と、分子自体の蛍光強度変化をとらえ、蛍光強度の時間変化を測定します。
この蛍光強度変化の度合いは、リガンドが結合している場合と、そうでない場合で変化します。
リガンド濃度ごとに蛍光強度変化を測定し、それらの蛍光強度変化の差でシグモイドカーブを描き、Kdを算出します。

Spectral Shift
ターゲットにリガンドが結合すると、蛍光スペクトルが変化します。
この測定手法では、ターゲットに蛍光標識をラベルし、一定量をリガンドの希釈系列と混合、590 nmで励起した後、結合状態が蛍光スペクトルの移動として検出されます。
この移動の検出では、650 nmと670 nmの２種類の波長で蛍光を検出し、その蛍光強度の比率を縦軸、リガンド濃度を横軸としてプロットし、KDを算出します。KDの計算過程で比率を用いるため、(1)の計算式となります。
そのため、ノイズは計算でキャンセルすることができ、S/N比が向上します。これにより、非常に正確で繊細なシフトも検出することができます。

𝑆/𝑁(670 𝑛𝑚)𝑆/𝑁(650 𝑛𝑚)⁄・・・(1)

Monolith（キャピラリー 24 本）
型番	品名・コード	検出器
型番	品名・コード	Nano Blue	Nano Green	Nano red	Pico Red	Label Free
NMO-GO31	MO24 NB / NR	○	-	○	-	-
NMO-GO32	MO24 NG / NR	-	○	○	-	-
NMO-GO33	MO24 NB / NG	○	○	-	-	-
NMO-GO34	MO24 LF	-	-	-	-	○
NMO-GO35	MO24 PR	-	-	○	○	-
NMO-GO36	MO24 PR / NB	○	-	○	○	-
NMO-GO37	MO24 NR / LF	-	-	○	-	○
NMO-GO38	MO24 PR / LF	-	-	○	○	○
NMO-GO39	MO24 RED / MOX	RED(nM-mM/Kds) & Spectral Shift

Dianthus

ハイスループット（Dianthus Spectral Shift）
型番	品名・コード	検出器
NDI-011101	Dianthus Pico	光学系: Pico Red MST + Spectral Shift
NDI-011201	Dianthus Nano	光学系: Nano Red MST + Spectral Shift-