SphereFluidics マイクロ流体研究機器｜株式会社セントラル科学貿易

  

シングルセル研究の能力を高める、柔軟で使いやすいカプセル化装置  

Sphere Fluidics社の機器は、膨大な細胞ポピュレーションの中から価値ある希少な目的細胞を発見するのを支援するよう設計されています。同社のピコ液滴技術は、スピードアップとコスト削減を通じて研究成功の可能性を高めると同時に、リソースの節約にも貢献します。  

同社の研究用の機器は、完全な自動化ではなく半自動化がなされています。これは、設定に若干多くのユーザー入力が必要であることを意味しますが、同時に、より柔軟でお客様のユニークな研究プロジェクトニーズへ容易に適合させることができることを意味します。  

Sphere Fluidics社では現在、ピコドロップレットの生成、分離、分注を必要とする研究用の機器を２機種ご用意しています。どちらも同社のマイクロ流体研究試薬やバイオチップと互換性を備えています。

Picodroplet Single Cell Encapsulation System  

この半自動化システムは、シングルセルや生体分子をピコ液滴にカプセル化し、下流でのスクリーニングや分析のために調製します。最大70,000個/分のピコ液滴をカプセル化することが可能で、流速は制御可能です。
このカプセル化システムは細胞にたいして非侵襲的で、ピコ液滴のサイズと容量の範囲が広いため、様々な種類の細胞へ柔軟に対応することができます。これらのピコ液滴は新設計の界面活性剤を用いることで安定化させ、細胞を中で培養し、さらに何日もインキュベートや保存することもできます。

システム構成：顕微鏡、高速カメラ、シリンジポンプ(x2)、コンピュータ、制御ソフトウェア
消耗品（別売）：Pico-Gen™バイオチップ、シリンジとニードル、配管系、試験管、試薬等

  

Picodroplet Single Cell Assay and Isolation System  

この半自動化システムは、細胞をピコ液滴にカプセル化して容易に分析できるように処理、ソート、分離を行うことが可能です。最大12,000個/分のピコ液滴を処理でき、サンプルの準備や処理に要した時間をデータの分析に振り向けることができます。このシステムは様々なサイズのピコ液滴に対応しており、流速を制御することができます。また、多数の光学的検出法（吸光、散乱、蛍光など）も備えており、様々な研究用途に適しています。  

システム構成：顕微鏡、高速カメラ、シリンジポンプ(x2)、レーザー蛍光モジュール、高圧電源、コンピュータ、制御ソフトウェア
消耗品（別売）：バイオチップとホルダー、シリンジとニードル、配管系、試験管、試薬等

  

ピコ液滴の調製やソート、アッセイには専用バイオチップを消耗品として使用します。

Pico-Gen™ は単一の親水性試料からピコ液滴を調製するために特別設計されたバイオチップです。必要とする液滴の仕様に応じて最適なチップを選択してください。

Pico-Sort™ はピコ液滴の調製とソートを容易に行うためのチップです。 Generation/Sorting Biochipは、あらかじめ決めておいた光学的設定に基づいて、出発細胞のポピュレーションから「ヒット」したピコ液滴を選択的に分離します。Reinjection/Sorting Biochipは、ピコ液滴の再注入とソーティングを容易にするために設計されています。各チップは軟質ポリマー製で、市販のバイオチップコネクタと幅広い互換性を備えています。  

Pico-Mix™は、試薬液をピコ液滴へ確実に添加するためのマイクロ流体バイオチップです。アッセイ試薬などを添加する前にピコ液滴をインキュベートする際などに使用します。    

Pico-Safe™ バイオチップホルダーは、マイクロ流体バイオチップを強固に固定・位置決めするとともに、レーザー光や高電圧の信号をユーザーから遮断し、安全性を向上させることが可能です。