マイクロバイオーム/微生物叢 BIOLOG|株式会社セントラル科学貿易

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マイクロバイオーム/微生物叢

Microbiome
近年、ヒト、動物、植物、環境のマイクロバイオームに関する研究が飛躍的に進んでおり、これらのコミュニティ、存在する微生物の種類、さらにはコミュニティのダイナミクス(安定性や可変性)を研究するための新しいツールが開発されています。
メタゲノム研究によって膨大な多様性が明らかになった一方で、コミュニティの構造や機能、宿主環境との相互作用を理解するためには、さらなるツールが必要となります。
バイオログ社では、細菌コミュニティの代謝プロファイリングに加え、嫌気性や微好気性を含む個々の菌株の代謝プロファイリングに独自のソリューションと選択肢を用意しています。

表現型プロファイリングによるマイクロバイオーム解析

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・マイクロバイオーム解析において、メタゲノムシークエンスと異なる代謝に基づく
 表現型の挙動を示す視点を提供する。
・様々な基質(多糖類、糖類、タンパク質、アミノ酸、カルボン酸、脂肪酸)の
 相対的な代謝速度の変化を検出する。
・抗菌剤などの毒性化合物に対する相対的な感受性の変化を検出する。
・毒素の生成など、微生物コミュニティの他の重要な側面を調べるために使用される
 こともある。

・代謝基質や阻害剤が充填された96ウェルプレートで簡単に行うことが可能である。

嫌気性菌コミュニティの分析

COMMUNITY ANALYSIS
コミュニティの分析

AN (Anaerobic) MicroPlates:
・嫌気性菌のために特別に選択された95種類の炭素源を含む96ウェルプレートです。
・プレートはオムニログ装置で読み取ることができ、大量処理、経時的解析、データ解析ソフトへのアクセス性などの
 重要な利点があります。
 マイクロステーションやその他のマイクロプレートリーダーでもプレートを読むことができます。
・24時間以内、通常は8時間以内に結果が得られます。 

Phenotype MicroArray MicroPlates:
・細胞の代謝や幅広い微生物阻害剤に対する感受性を調べることができる、1920種類の表現型テストが可能な
 20種類プレートを提供しています。
 *フェノタイプ・マイクロアレイ・テクノロジーについては →こちらをご覧ください

・この方法では、これらの分析は増殖に基づいており、色素形成ではなく濁りを利用しています。
 分析には、特定の嫌気性菌とその増殖速度に応じて、通常2~4日かかります。

・プレートをマイクロプレートリーダー(OD-750)で読み取り、ウェル内の細胞密度を測定することができます。
 *フェノタイプ・マイクロアレイ・マイクロプレート PM1~10(メタボリックパネル)に含まれる化学物質の一覧は
    
→こちらをご覧ください
 *フェノタイプ・マイクロアレイ・マイクロプレート PM11-20(化学物質感受性パネル)の化学物質および抗菌剤のリストは 
   
→こちらをご覧ください 
  
※PM18は日本では販売しておりません。


上記のいずれの方法でも、マイクロプレートを接種するために嫌気性のチャンバーを使用する必要があります。

好気性コミュニティの分析

AEROBIC COMMUNITY ANALYSIS
好気性コミュニティの分析

EcoPlates
・25年以上にわたり、微生物生態学者が微生物コミュニティの多様性を評価するために使用しています。
 EcoPlateには31種類の炭素源が含まれており、これを3回繰り返すことができます。
 このプレートは、3種類のサンプル、または1つのサンプルを3連で使用することができます。

GEN III MicroPlate
・1,500種類以上の好気性細菌の同定に使用されます。好気性細菌を最適に区別するために選択された71の炭素源と
 23の化学物質感受性試験が含まれています。
 また、微生物コミュニティ機能の評価にも使用できます。

Phenotype MicroArray Plates
・細胞の代謝や幅広い微生物阻害剤に対する感受性を調べることができる、1920種類の表現型テストが可能な
 20種類プレートを提供しています。
 炭素代謝のプロファイリングに加えて、窒素、リン、硫黄代謝のプロファイリングも可能です。
*フェノタイプ・マイクロアレイ・テクノロジーについては  →こちらをご覧ください
 
・適切な酸化還元色素を使用した場合、OmniLog(インキュベーター、オートメーション、リーダー)と関連ソフトウェアを
 使用することで、最適な結果が得られます。
*フェノタイプ・マイクロアレイ・マイクロプレート PM1~10(メタボリックパネル)に含まれる化学物質の一覧は
 
→こちらをご覧ください
*フェノタイプ・マイクロアレイ・マイクロプレート PM11-20(化学物質感受性パネル)の化学物質および抗菌剤のリストは
 
→こちらをご覧ください 
 
※PM18は日本では販売しておりません。

単一株の同定と代謝分析

好気性菌、嫌気性菌、酵母、糸状菌などを種レベルで同定するために複数の異なるプレートを使用することができます。
さらに、これらの生物のすべてをPhenotype MicroArray Platesと一緒に使用することで、細胞の代謝や化学的・感受性の表現型を完全に解析することができます。

プレートの選択肢は以下の通り  
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