コロニーカウンター ProtoCOL3 アプリケーションノート|株式会社セントラル科学貿易

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コロニーカウンター マルチウェルプレートコロニーカウンター ProtoCOL3 アプリケーション
マルチウェルプレート

マルチウェルプレートとは?

マルチウェルプレート、またはマイクロプレートは分析や生化学的試験だけでなく、細菌・真菌・哺乳類細胞株の培養などの様々な場面にて日常的に使用されています。
世界中の研究所・大学・工業研究所は、マルチウェルプレートとロボットシステム・プレートリーダーを組み合わせて、細胞培養アッセイ処理を大幅に向上させて時間とリソースを節約しています。
コロニーカウンター マルチウェルプレート
            図1. ProtoCOL3で測定されたマルチウェルプレートの前後の画像例

ProtoCOL3による自動測定

マルチウェルプレートはProtoCOL3およびProcScanのオプションにて測定する事ができます。
ProtoCOL3は最大150mm x 150 mmのプレートを測定でき、ProcScanはより大きなプレートを測定する事ができます。
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    図2. ProtoCOL3ソフトウェアのマルチウェルプレートの分類手順例

ProtoCOL3では円形 or 長方形プレートのどちらかを選択し、対象の行と列の数を設定する事ができます。(最大144ウェル)
各ウェルの直径と位置もこの段階で設定する事ができ、これらのパラメータを設定した後は測定ボタンを押すだけで、プレートを測定する事ができます。
測定条件の設定内容は保存されるため、一貫性のある比較可能な測定結果を用意する事ができ、人的エラーや作業者間によるばらつきのリスクを排除する事ができます。

測定コロニーは、背景とのコントラストの差(背景より明るいまたは暗い)、または色に基づいて分類されます。
重なった重複コロニーを分割する機能とともに、感度や測定コロニーの最小検出サイズを指定する事も出来ます。
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        図3. ProtoCOL3ソフトウェアの測定条件の設定画面例

ProtoCOL3のコンプライアンス対応

測定データはトレーサビリティのために安全なSQLデータベースに保存され、スプレッドシート(Excel / Open Office)、PDFまたはLIMSに転送できます。
手動での入力ミスやデータ転送エラーの心配がなくなり、追跡可能な一貫した結果データが生成されます。

ソフトウェアはGLPおよびGDPに準拠しており、21 CFR Part11環境下で使用する事ができます。
これには、ユーザーアクセスレベルと、ユーザーのログインおよびログアウト履歴を含む完全な監査証跡が含まれます。
これらのアーカイブされた結果は、規制当局による監査用のレポートの生成に適しているため、高度に規制された微生物学の研究所における使用にも適しています。

ProtoCOL 3のユーザー権限により、管理者は各権限グループの作業者がソフトウェア内で実行できるアクションを指定する事ができます。
これにより、作業者による偶発的な変更や削除のリスクを排除する事ができます。
メーカーであるSynbiosisは、年2回のソフトウェアアップのグレードを無料で提供しています。  
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               図4. マルチウェルプレートで測定された測定結果のPDFレポート例