技能試験について|世界最大級の外部精度管理技能試験FAPASの総合ページ

  • HOME
  • 技能試験について

技能試験について

About

概要

世界最大級の外部精度管理用食品検査技能試験に参加して、他のラボと分析技能の比較をしてみませんか?

分析検査機関や民間企業の品質管理部門など食品分析を行うラボが確かな試験方法を用いて、分析結果を科学的に保証するためには、内部精度管理の他に定期的な外部精度管理を行うことが必要であると言われています。このような分析データの質への保証意識が近年高まりを見せており、ISO/IEC 17025の試験所認定を受ける機関が多くなる中、適切な技能試験に参加することは必須であると言えます。

 FAPASは、英国環境食料農村地域省(Department for Environment, Food and Rural Affairs, 略称DEFRA)傘下の
独立行政法人である英国食料環境研究庁(The Food and Environment Research Agency, 略称Fera)が、1990年に国際調和プロトコールに沿って開発した信頼ある食品検査及び水質検査の技能試験スキームです。
ラボの検査技能を証明する方法として、現在では世界140ヶ国以上、数千のラボが参加しており、国内では250ヶ所以上のラボが参加しています。

FAPAS技能試験はILAC G13: 2007による評価に基づき、英国認定機関(United Kingdom Accreditation Service, 略称UKAS)からISO/IEC 17043:2010に関する認定を受けております。ISO/IEC 17043:2010は技能試験を提供する技能試験提供者の能力を証明する手段の一つで、特に、ISO/IEC 17025の試験所認定では、認定の要求事項として技能試験への参加が求められていますが、ISO/IEC 17043の認定を取得した技能試験提供者による技能試験が推奨されています。

是非とも世界規模で行われる食品検査技能試験へご参加頂き、ラボの精度管理・試験所認定取得にお役立て下さい。

特長

FAPASは次のような特長があります。

国際的な技能試験のため、日本国内外問わず、ラボの検査技能をアピールできます

ISO/IEC 17043の認定を取得しているため、安心してご参加いただける質の高い技能試験です

技能試験サンプルは食品サンプルを使っており、普段ルーチンで行っている分析に近い技能試験に参加できます

参加の条件や制限がなく、どなたでも参加いただけます

分析方法は指定されず、ルーチンで行っている分析方法で参加できます

結果報告締め切り後1~2週間でレポートが発行され、検査技能の改善・向上を行えます

スキーム

大きく分けて4つのスキームがあり、食品化学検査分野、微生物検査分野、遺伝子組換え食品検査分野、水質検査分野があります。 検査項目は各種用意しておりますので、お客様の検査項目に合った技能試験を選択して下さい。
食品化学分析技能評価スキーム 栄養成分・微量元素分析・残留動物用薬物・アレルゲン・アフラトキシン・残留農薬等
食品微生物検査技能評価スキーム 一般生菌数・大腸菌群・大腸菌・腸内細菌科・バチルス菌・黄色ブドウ球菌等の菌数測定、 サルモネラ・リステリア・ビブリオ・E.coli O-157・カンピロバクター等の検出等
遺伝子組換え食品の定性・定量検査技能評価スキーム Roundup Ready Soya・MON810・NK603・GA21の検出等
水質検査技能評価スキーム 飲料水の化学分析・微生物分析・レジオネラ菌分析・寄生虫分析等
各スキームの分析用サンプルは、出荷日にお申込者様宛てに直接出荷されます。参加者様はでルーティンで使用している分析方法でサンプルを分析し、その結果をインターネット経由でFeraへ報告して頂きます。 Feraが参加者様から送信された分析結果を統計解析し、通常15日以内に評価レポートを発行致します。

レポート

評価レポートには次の特徴があります。

第三者や他の参加者に対して、ご自身の結果が知られる事はありません。

ウェブ上で閲覧できますので、インターネット環境があればどこでもご確認できます。

PDFファイルなので、印刷・保存・閲覧が簡単です。

他の参加者の使用した試験方法の詳細を含む、情報量の多いレポートです。

他の参加者と比較し易いデータが記載されています。

過去のラウンドの評価レポートを購入することもできます。